山紫水明の近江路は歴史と自然がとけあって、美しい湖国ならではの風情で旅するあなたを迎えてくれます。
古来、このあたりは京から東海へ、北陸へと行き交う要衝の地でした。
数えきれない人間ドラマを見つめ、今もそこかしこに残る歴史のあと、観音の里と知られ、多くの寺や仏像が静かにたたずみ、名園、古戦場など湖北の地にふさわしい名残りをとどめています。



■ゲンジボタル
蛍(ホタル)をみたことがありますか?ゆっくりと息づくように光を放ちながら飛ぶ姿は、昔から日本人の心を魅了してきました。人里の水辺で舞う「夏の風物詩」も、都市化や環境汚染によって姿を消しつつあります。特にゲンジボタルは、南は鹿児島県から北は青森県までしか生息しない、世界的にも貴重な日本の固有種です。当温泉の近郊では例年5月中旬〜6月上旬に群生し、ロマンチックな光のオーケストラを奏でます。

■孤篷庵
承応2年(1653)、に小堀家の菩薩寺として2代目宗慶が建立した。臨済宗大徳寺派に属する寺で、京都大徳寺孤篷庵に対して近江孤篷庵といわれています。参道をゆっくり曲がった付近で、山門が突如見え、直前まで入口が見えない不思議な設計です。庭園、屋敷内もすべて遠州流の傑作とされるもので、枯山水と池泉回遊式庭園は起伏を巧みに活かされています。庭園は四季を通じて美しく、特に、紅葉の季節は一層の趣があります。



■如意輪観世菩薩 小谷寺(湖北町)
小谷城跡の山麓に静かなたたずまいをみせている小谷寺は、浅井氏の信仰が深かったお寺。ここには、この如意輪観音菩薩のほかに、お市の方が嫁入りに尾張より持参した愛染明王像や淀君が大坂城で作らせた長政公の像が残されています。

■千手観音菩薩(重文) 観音寺(木之本町黒田)
千手観音像と伝わっていますが、その姿形からして、無数の諸仏、諸菩薩の母なる准胝観音像であると言われています。優雅高尚な姿で、衣褶は下半身に集中し、派手な装飾のない、端厳な精気に満ちた密教系の彫刻です。伝教大師の作。



■釈迦如来像(重文) 釈迦堂(高月町尾山)
従来、己高山安楽寺と称し、「己高山縁起」で「惣山之七箇寺」の一つに数えられている湖北の名刹。修行僧の道場として発展し、大伽藍を持つ寺として繁栄したと言われています。現在白山神社境内に建つこの堂には、大日如来坐像も安置されています。

■十一面観音立像(国宝) 向源寺(高月町)
天平時代に越の大徳泰澄によって開かれたといわれています。
往時には光眼寺と称しましたが、その後、向源寺の所属となり、「渡岸寺の観音さん」と呼ばれ親しまれています。



■十一面観音菩薩(重文) 石道寺(木之本町石道)
欅材の一木造で平安中期の作と言われています。華やかな珱珞で飾った頭、顔にただよう流麗な線、かたく結ばれた唇にはほのかに残る紅の色と、その像容は慈愛に満ちあふれ、観るものの心を温めてくれます。





1年を通じた須賀谷温泉近郊のイベントをご紹介しています。




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